2014年
11月11日 いちど上海から日本へ戻り
11月24日 そしてまた上海へ〜12月4日

*その前日 知人へしたためた自分のメールより抜き出し*
(2014年 11月23日)

  私は没頭というか憑依型の作家ですが、
  今回は、ほんとうに、作品に呑み込まれてしまう
  もう、キワッキワでした。
  呑まれたとて、良かったのかもしれませんが、
  この、制作は、それでは駄目な気がしました。
  「私が、作品世界を、支配せねば、成立しない。」
  そう、思ったのです。強く。

  明日から撤去に向かうのも、
  自らの手で作品を解放してやらなければ、
  後悔するというか、
  撤去も含めて、制作の一環のように感じ。
  なにより、この初めての試みの最後、
  私が幕引すると否とでは、
  『その後の制作のゆくえ』が違って来る予感が、、、。
  自らの手で作品の「魔法」を解いてやります。
  でも、私は作品達にとって王子様では無く、
  ー魔女ーなんです。きっと。

  すみません
  だらだら長々、綴ってしまい。。

  でも、上海の作品を箱に納めてしまい
  この魔法のような時が消えてしまわぬ内に
  お伝えしたかったのです。